ことばひとひら ~つーさんの妄想日和~

流されながら、向き合いながら、感じたモノを一片のコトバに

思ふ

その涙は、真っ黒で、無色だった。

たいしたことは無いはずだった。 ただ、静かなお茶室で そっと秋の空気に触れて ぼんやり思い感じていたら なんだか、ふと泣けてきて。 そのままなぜだか止まらなくなった。 これまで少しずつ積もっていたものが わけもなく溢れ出してきたようで。 そういえ…

廣瀬休業(というか休息)、ふたたび

沖縄アレルギー対応ツアーが無事終了しました。だがしかし、私これからの方が重かったりします。 ツアーは後の情報管理やお金周りが残っていて……次のツアーの準備もタイムライン合わせないと…… まだまだ追ってくるもろもろが山積してのしかかってくるのに、…

「機能的」と「非機能的」の融合を探る

「つーさんは、もっと機能的になったらいいと思いますよ」 大学時代の私も知る友人にそう言われて、心底驚いた。 「やだよ!機能的なのなんてシゴトでもう十分!!十分すぎるぐらい、週のほとんどは機能的なんだから!!」 反射的に答えた自分にも驚いた。ほ…

乱れたダイヤに、手を差し伸べられなかった社会と私

通勤時間にぶつかった信号トラブルと人身事故による遅延に、発車を待つ電車の中とホームは人であふれていた。 そのとき、目の端にクルクルと円を描いて走りまわる人影が止まった。一瞬立ち止まって消えている電光掲示板を眺め、ポカンとした後、またホーム上…

生きたいのは「天職は廣瀬翼」と言える人生

祖父の容態悪化、近づく天命 祖父の容態が悪化。重症感染症と思われる。 そう父から連絡を受けたのは、ゴールデンウィーク明けの5月8日。前日まで大阪に帰省し、両親とも今後について話していたところだった。 そのゴールデンウィーク中にも、一度急な下血…

傷つけても、嫌われてもいい。依存先を守るためなら

モヤっとしたり、イラっとしたり。 それは都合よすぎだよ、それは善意の押しつけだよ。 そうやって、どこか違和感を覚えてなんだか悲しくなったり。 でも、ひとつひとつはとても小さくて、気が付けなかったり、自分が一口こらえて飲み込めばいいかな、なんて…

「ことば」は書き手のみでなく、読み手の鏡でもある

大学生や院生が、卒業を目前に「最後の学生生活」として旅行を楽しんでいる様子を見かけるようになりました。2月もあっという間に去り、卒業シーズンの足音が聞こえてきます。 この時期になると、様々なところで多くの人が「卒業生に贈る言葉」を発表してい…

心惹かれるもの、それは「わからない」ものたち

好きなもの。美しいと思うもの。興味あるもの。いろいろ、あります。 星も好き。海も好き。自然科学、大好き。 人も好き。特に人の体験と心が好き。人が作る文化も、コミュニティも好き。人が紡ぐ物語も言葉も芸術も好き。 ただ「好き」なのではありません。…

「みんないる」と涙する祖父――お正月に帰って

お正月は嫌いです。 物心ついた頃から、お正月は父方の祖父母と暮らすものでした。 それが嬉しかった頃もあります。 祖父母が富山から大阪に出てきて、ホテルに泊まる。そこに潜り込んで、ちょっと背伸びしたベッドで寝る。欲しいもの、やりたいこと、普段は…

働く人にも優しく。海老名のスタバで出会った、聴覚障害への取り組み

「the 3rd place」として人々に定着し、スタッフの心遣いに定評あるスターバックスコーヒー。 赤子を抱えたお母さんや、障害のあるお客様への対応が素晴らしいとよくwebメディアで取り上げられていますよね。 そんなスターバックス、お客様へのバリアフリー…

街にツバメがやってきた

初夏になるとどこからともなくやってきて、軒先に巣を作り、キュンキュンと空を自由に飛びながら子育てをするツバメ。 昔からみんなに親しまれているそんなツバメが、今年もやってきました。 小さいころから、社宅や近くの駅・スーパーでツバメの巣はよく見…